【12月1日 区民版子ども子育て会議第3回 実施しました】

第3回のテーマは『子どもの安全 知っておきたいこと できること』として、

主に子どもの防犯について考える会となりました。

パトラン東京代表 渡部信隆さま、株式会社ガッコム代表取締役社長 山田洋志さま、

そして中野区総務部 危機管理課 生活・交通安全担当課長 佐々木和夫さま(登壇順)

にお越しいただき、それぞれ大変貴重なお話をいただきました。

以下、当日の内容をほんの一部ですがご紹介します。

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🌼パトラン東京代表 渡部信隆さま

「責任感あって義務感のない新しい防犯スタイルのススメ」として、パトロール×ランニング、略して『パトラン』についてお話いただきました。

2013年に福岡県でスタートしたパトラン。現在では全国38の都道府県で活動を展開し、メンバーは全国で1700名以上になるそうです。赤いパトランTシャツを着て走ることそのものが防犯となり、趣味、健康管理、ダイエット、地域貢献、そして地域の方々とのコミュニケーション等、一石二鳥、三鳥にもなるという、今までにない新しい防犯活動です。

中野でも「パトラン」やってみませんか!


『パトラン東京HP』

https://patoruntokyo.themedia.jp/

『パトラン東京FB』

https://www.facebook.com/patorun.tokyo/

『東京動画』

https://tokyodouga.jp/2465eHEZlsQ.html

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🌼株式会社ガッコム代表取締役社長 山田洋志さま

”Open Data&Open Choice for Children”〜教育データ×ITで情報格差のない世界を〜を理念に、口コミや評判ではなくデータを用いて出来るだけ客観的にその物事の本質の説明を目指そうと、2010年に設立された株式会社ガッコム。

学校や園に関する客観的データ(例えば児童生徒数、通学区域、教職員数等の情報40種類以上)を収集・公開している「Gaccom」と、見たいエリアの不審者・治安情報を地図で確認出来たり、グラフや表で住んでいる地域の事件傾向が一目で分かる「ガッコム安全ナビ」を運営されています。

例えば転居の際、新居住エリアの学校や園を調べるのは一苦労だったりしますが、Gaccomを見ると情報収集出来ます。

また安全ナビについては、現在発生している事件に関連した統計データが多種多様に公開されています。例えば、不審者が出やすい前日の天気は何?、物やお金をあげる声かけ統計データで一番多いお菓子の種類は何?などなど…。大変興味深い内容でした。


『ガッコム安全ナビ』

https://www.gaccom.jp/safety/

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🌼中野区総務部 危機管理課 

生活・交通安全担当課長 佐々木和夫さま

「中野区の防犯活動・防犯対策」にいてお話いただきました。

全国の情勢として、道路上における身体犯の被害件数全体は減少しているにも関わらず、被害者が13歳未満の子どもである事犯についてはほぼ横ばいで推移しており、特に15時〜18時の時間帯に集中している傾向があるそうです。

中野区においても、児童が単独帰宅途中、路上や公園等での不審者による声かけ事案等が度々発生しています。


それに対し従前の取組としては、

①「夕方防犯音楽放送」(行政防災無線を利用して児童に帰宅を促す音楽等を流す)・・・3月〜10月→17時 11月〜2月→16時

また見守り対策の強化として、

②児童館、キッズプラザ周辺の公園約70箇所を抽出、数カ所にエリア分けをし「夕方防犯音楽放送」の実施時間に合わせ、児童館及びエリア分けした公園及び周辺道路について青色防犯パトロールカー3台によるランダムパトロールを実施

③中野区内の交差点防犯カメラの設置と運用

④中野区安全安心(防犯)メールの配信

⑤区立小学校に対する防犯ブザーの配布

他にも、防犯活動団体等への支援活動も様々にされているとのことでした。


『中野区総務部危機管理課』

https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/508000/

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・・・また今回、資料として『子どもの安全・安心ハンドブック』を配布させて頂きました。

こちらは「うさぎママのパトロール教室」を主宰されている武田信彦さん監修によるハンドブックで、「子どもと学ぶ安全・安心ポイント」「保護者にできる、地域の安全・安心づくりのヒント」について分かりやすく記載されています。

犯罪原因を持つ人が犯罪を発揮しないまちづくりのポイントとして、例えば警棒を持って犯人探しをするのではなく、「あいさつのある街づくり」をすること。

「登下校時の子どもが地域の方や見守りの方と挨拶を交わせる環境は、地域の連携を強めると同時に、犯罪の抑止にもつながること。子どもを見守る目が多い地域は犯罪が起こりにくくなる(ハンドブックより一部抜粋)」とあります。


『うさぎママのパトロール教室』

http://www.usagimama.com

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今回の区民版子ども子育て会議。

地域のゆるやかなつながりは、子どもを守ることに繋がるということを改めて認識する機会となりました。

また同時に、犯罪原因を持つ人もまた、地域で育つ、又は育った存在であるといえると思います。犯罪原因を発揮する前に「そっちじゃないよ。」「こっちだよ。」という明るい方向(抑止)へと導ける地域・まちであるために、私たちに何が出来るのか。

小さなことだと思える一つ一つが、実はとっても大事な気付きだったりします。

今回の学びを活かし、引き続き行政・地域の皆さんと協力していきたいと思います。


🌼当日の内容をツイッターで実況中継しました。詳細な内容についてお知りになりたい方は、コチラをご参考にされてください😊

https://twitter.com/kosodatenakano

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次回、区民版子ども子育て会議第4回(2020年3月7日)のテーマは「防災」です。

『パパママ 東京ぼうさい出前教室』〜災害から子どもを守るには〜(東京都委託事業)

を受講します❗️詳細が決まりましたら、またお知らせします。皆さま、ふるってご参加ください❤️













子育て環境向上委員会@中野

中野区では子ども子育て会議が定期的に開催されていますが、いわばココは、「区民版子ども子育て会議、ならぬ井戸端会議室」 一人が経験する問題は、実は「みんなの問題」だったりします。 中野区の子育て・子育ち環境、こんなところがイイよね!や、こんなところに困ってるんだけど…について中野区のみーんなで井戸端会議のように話しましょう!

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